キャビネットの小口面に合わせるだけ。位置出し不要なステーで家具の施工スピードがアップ!
家具の上開き扉と下開き扉(フラップ扉)に取付の位置出しが不要なステーを採用いただき、扉の施工時間を大幅に短縮できた事例をご紹介します。
テレビボードの木扉も木口面に合わせてねじ止めするだけで、ゆっくり開く。
従来のステーは取付の位置出しが面倒で、製品ごとに扉や地板からの距離を測って取り付ける必要がありました。もし位置を間違えてしまった場合は、ねじ穴を埋め直す作業も発生します。また組み合わせるヒンジ(一軸丁番かドロップ丁番かなど)によっても位置が若干変わるため、設計段階においても確認の手間がかかっており、効率的とは言えない状態でした。
今回の事例で採用いただいたコンパクトソフトダウンステー CSD-10-TV型は、木口面の角に本体を合わせてねじ止めするだけ(※)で取り付けられます。面倒な設計時の位置決め作業が軽減され、施工時も罫書き作業が不要で誰でも間違えることなくスピーディーに取り付けられるようになりました。
※木扉で全開時に扉とキャビネットの地板がフラットになる場合です。
扉に取り付ける座金も付属のテンプレートを置くだけで取付位置が分かるため、キャビネット側と扉側どちらの取付も簡単です。
製品情報
コンパクトソフトダウンステー CSD-10-TV型
- ラプコン機構により、下開き扉がゆっくりと静かに開くステーです。
- 木口面にユニットを合わせてねじ止めするだけで簡単に施工できます。(一軸丁番、ドロップ丁番の場合)
- 座金もテンプレートで簡単に位置出しできます。
※2021年5月20日時点の内容です。
キッチンの吊戸棚のステーも簡単取付。ゆっくり閉まるだけでなく、軽く開けられて途中でピタッと止められる機能も。
キッチンのウォールユニットなどの目線より高い位置の扉で使用される上開き扉ですが、手を離しても扉が閉まらないようにすることで使い勝手を高めることができます。
今回の事例で採用いただいたラプコンステー SLS-ELAN型は、軽く開けられる・手を離してもピタッと止まって扉が落ちてこない・閉じ際はゆっくり静かに閉まるという使いやすさを叶えられるステーです。これらの操作の快適さに加えて、上記のテレビボードのステーと同様に木口面の角に本体を合わせてねじ止めするだけで簡単に施工できて設計・施工時間を短縮できる点を評価いただきました。
製品情報
ラプコンステー SLS-ELAN型
- オリジナルメカニズム《ラプコン》を搭載した、リフトアシスト・フリーストップ・ソフトダウン機能を持ったステーです。
- 19mmかぶせの場合、本体を天板下に押し当て、基準面をキャビネット小口面に合わせれば取付位置が決まるため、取付時の位置合わせが簡単です。
※2021年5月20日時点の内容です。
またこれらのゆっくり動くステーやピタッと止まるステーは、扉のサイズや重さからモーメントを計算して適切な製品を選ぶ必要がありますが、選定ツール さスガくんを使用することで計算を自動化して製品選びも間違えずに行えます。
課題のポイント
- ステーの位置決め・罫書きが面倒で時間がかかる。
解決のポイント
- 木口面の角に本体を合わせてねじ止めするだけで誰でも簡単にスピーディーに施工でき、設計時の位置決め作業も軽減できた。