鍵穴はどこ?ノイズの少ないショーケースをつくるヒミツ

前板の奥にシリンダーを納めるという選択

シリンダー部分が引き出しの表面に露出して目立ってしまいます

店舗のショーケースに欠かせないカギ。一般的な面付シリンダー錠では画像のようにシリンダー部分が引き出しの表面に露出して目立ってしまいます。

この課題はシリンダー錠の選び方と前板との位置関係を工夫することで解決できます。
先程の什器のどこに鍵穴があるか分かりますか?
答えはこちら。木の前板に開けた小さな穴にキーを差し込んで施解錠を行います。

一般的な板状のキーの場合は前板に開ける穴が大きくなってしまいます

シリンダーを見えなくするためには前板の奥に納めれば良いのですが、一般的な板状のキーの場合は前板に開ける穴が大きくなってしまいます。

また板状のキーは差し込む向きが決まっているため、シリンダーを前板の奥に納めると、正しく差し込みにくくなってしまいます。

面付シリンダー錠 棒状キータイプ 7110型は360°どの向きからでもキーを差し込んで施解錠できる

これらの問題を解決できるのが、棒状キーです。
面付シリンダー錠 棒状キータイプ 7110型は360°どの向きからでもキーを差し込んで施解錠できるため、シリンダーを前板の奥に納めても差し込みにくくなりません。
間違った向きに無理に差し込んでキーが壊れたり、キーを差し込み直すことで展示品を確認したいお客様をお待たせしたりするストレスから解放されます。

「前板があってキーが届かない」を解決するロングキー

シリンダー錠はキーを奥まで差し込んで回転させることで施解錠できますが、前板の奥に納めるとキーを奥に差し込めなくなり、施解錠できなくなってしまいます。
面付シリンダー錠 棒状キータイプ 7110型は、通常の長さのキーとは別にロングキーを用意しているため、特注しなくてもロングキーをご用意できます。

製品紹介

面付シリンダー錠 棒状キータイプ 7110型

  • キー形状が棒状のため、どの向きからもキーの差し込みができます。
    また鍵穴が丸いため、穴の向きを気にせず引き出し・片開き扉どちらにも取り付けられます。
  • キーの複製やピッキングが困難なディンプル仕様です。板状のキーよりも高い防犯性があります。
  • シリンダーが見えない仕様が可能になる、ロングキーが新しく加わりました。

※2024年3月15日時点の内容です。

意匠面ではシリンダーを前板の奥に納めることで鍵穴が目立たないノイズレスなショーケースを製作でき、運用面では360°どの向きでも差し込めることでストレスフリーな接客に貢献できる棒状ロングキーをぜひご検討ください。

課題のポイント

  1. ショーケースの引き出しのカギが目立ってしまい、デザインのノイズになっている。

解決のポイント

  1. ロングキーを使用することで、目立っていたシリンダーを前板の奥に納めることができ、デザインのノイズを少なくできた。
  2. キーの形が棒状のため前板に開ける穴を小さくでき、どの向きで差し込んでも施解錠できることでストレスなく開け閉めできる。