施設設計の盲点?扉の「吊元」こそ、指はさみ対策を!

子どもたちが元気に走り回る保育園や遊び場。その安全性を高めるために、転倒防止や衝突リスクの対策に気を配る方も多いでしょう。
さまざまな安全対策のなかでも事故数が多く、指切断など大事故につながりかねない扉・ドア周りは対策が見落とされがちです。すぐに改善できる指挟み対策製品をご紹介いたします。
保育現場のヒヤリハット!
幼児の「ドアで指挟み」事故を防ぐ安全対策
子ども向け施設では、ドアの開閉時に指を挟む事故が多発しています。東京消防庁の調査では、0〜5歳の子どもの挟まれ事故の要因は手動ドアが最も多く報告されており、安全対策が求められています。

参考:東京消防庁「救急搬送データからみる日常生活事故の実態(平成27年)」
また、手動開き戸における挟まれやすい位置は丁番のついた吊元側が最も多いことも報告されています。

参考:東京都生活文化局消費生活部 「平成28年度調査 ドアの安全性に関する調査報告書」
開き扉の指はさみ対策は万全ですか?
開き扉の開閉時の指はさみ事故は、保育施設で頻繁に発生するトラブルの一つですが、扉の「吊元」の隙間に潜む危険性は意外と、見落とされがちです。
吊元側の隙間は、子どもの視界に入りにくく、注意喚起だけでは防ぎきれません。
そこで有効なのが、「指はさみ防止スクリーン」です。

扉と枠に部材を取り付けることで、扉吊元の隙間を布製スクリーンでカバーし、指の挟み込みを防ぐことができます。
また、後付けできるため、既存施設でもすぐに導入が可能です。

さらに、選ばれる理由は3つ!
その1:保育園、幼稚園に最適な頑丈さ
保育施設では、セキュリティ上の理由から登降園のたびに扉を1人ずつ開閉するケースが増えています。本製品はそういった頻繁な開閉の多い場所に最適な高耐久製品です。
さらに、スクリーンにはEN1634-1規格対応の燃えにくい生地を採用し、火災などへの安全性にも配慮しています。
また、木扉だけでなく、鉄扉にも対応しているため、設計の自由度を損なうことなく導入ができます。

その2:幅広い設置場所・環境に対応
標準のスリムタイプ(NR-24)に加え、耐候性に優れた仕様(NR-32-WP)もご用意しています。水滴がかかる可能性のある場所や、工場の扉などさまざまな設置環境に適応できるため、用途に合わせてご選定いただけます。

その3:別注対応で、より設計にフィット
「スクリーンや部材の色を扉の色と合わせたい」といったご要望にも対応可能です。
長さ違いや、標準仕様よりもさらに堅牢な特注品もご用意できます。
詳細については、弊社営業担当までお気軽にご相談ください。


指はさみは保育施設に限らずどの場所でも起こりうるため、一般住宅や老健施設にもおすすめです。
製品情報
指はさみ防止スクリーン NR型

- 開き扉吊元の隙間をスクリーンによって塞ぎ、指はさみを防止します。
- 既存の扉に後付けができます。
- 耐久性を求められる住宅以外の施設や工場でも使用できます。
※2025年3月28日時点の内容です。
おまけ1:戸先側の指はさみ対策も!
吊元の安全対策を整えると、戸先側の指はさみも気になるところではないでしょうか。
戸先側はソフトクローズ機能のついたダンパーやクローザーを活用することで指はさみリスクを軽減できます。スガツネ独自の「ラプコン機構」を採用した製品なら、扉がゆっくり閉まる設計のため、より安心です。
製品情報
ラプコンクローザー LDC-N2シリーズ

ラプコンドアダンパー LDD-S型

ラプコン隠しドアダンパー LDD-V型

吊元も、戸先も、トータルで指はさみ対策を強化しませんか?
おまけ2:さらに!他の指はさみ対策製品はこちら
指はさみ対策製品情報
指はさみ防止スクリーンと併用して表裏両方から対策。

薄枠丁番 HES1F-140型

キッズデザイン賞2024 / グッドデザイン賞2024 BEST100受賞
折戸の隙間を対策。

折戸用ソフトクローズヒンジ HG-JC70

- 折戸用のセンターヒンジです。閉まり際はダンパーの力でゆっくり閉めることができます。(速度調整可)
- 引き込み機能により、扉をゆっくり引き込みます。
※2025年3月28日時点の内容です。