医療⽤ポータブル冷蔵庫の蓋を確実に閉じる。スプリングバックが起きないディテントトルクヒンジ
蓋・カバーを開閉時に任意の位置でピタっと止めるにはトルクヒンジが便利ですが、トルクヒンジは構造上、閉まり際に反動少しだけで蓋が浮き上がってしまう「スプリングバック」という現象が起きてしまいます。
冷蔵庫の温度管理は重要、蓋は好きな位置でピタッと止めたい
お客様からご相談いただいた「医療用ポータブル冷蔵庫」は、庫内のワクチンや試料を守るために温度管理が重要です。
また、蓋が意図せずバタンと閉まってしまうと試料を傷つける⼼配があるため、任意の位置で蓋を止められるフリーストップの機能も捨てきれませんでした。
そこで弊社から提案させていただいたのがディティントトルクヒンジHG-DTB型です。
通常のトルクヒンジと違い、HG-DTB型はスプリングバックが起きないトルクヒンジです。
⾦具を使わなくてもポータブル冷蔵庫の蓋を最後までぴったりと閉めることができ冷気の流出を防ぐことができます。そして通常のヒンジとは違い、蓋が任意の位置で止まっているため持ち運び時の蓋の揺れにくさも向上しました。
また、HG-DTB型 はコンパクトな構造になっており、ポータブル冷蔵庫の小型化、軽量化にも寄与しました。
HG-DTB型 を使うことで、医療⽤ポータブル冷蔵庫の蓋を固定、中⾝を簡単かつ丁寧に取り出すことができました。
スプリングバックが起きないので庫内の温度を⼀定に保つことができました。
課題のポイント
- 庫内の試料や検体を安全に取り扱うために、扉がバタンと勝手に閉まらないようにしたい。
- ポータブル冷蔵庫の蓋には、冷気が逃げないように、しっかりと閉められるヒンジが必要。
解決のポイント
- ディティントトルクヒンジを使うことで、蓋の跳ね返りを防いで最後まで閉めると共に、蓋がバタンと閉まらないフリーストップ機能で安全に庫内の試料を扱うことができた。
- 小型な形状のため、ポータブル冷蔵庫の小型化、軽量化に一役買った。