“カチッ” と止まってキャッチいらず。部品点数削減・コストダウンにつながるクリックヒンジ。
充填機の熱を持つ部分の接触防止カバーにクリックヒンジ HG-MPS2型を採用いただきました。
ヒンジの仮保持機能を活かして部品点数の削減とコストダウンを達成した事例を紹介いたします。
課題のポイント
- 開時と閉時でキャッチが必要であり、ヒンジに加えてマグネットキャッチを2個使用。部品点数が多くなってしまい、取付も面倒だった。
- 管理コスト削減のため、部品点数を減らしたい。
クリックモーションにより2つの部品の役割を両立。
部品点数を削減し、コストダウンに。
今回採用された接触防止カバーは頻繁に開閉せず、マグネットキャッチを使用するほど強い保持力が必要というわけではないことが分かったため、一定角度で蓋を仮保持するクリックヒンジをご提案しました。
これにより、2つの部品を使っていたのを1製品で完結できるため、部品点数削減とコストダウンに繋がりました。また、蝶番の取り付け・取り外しも容易なため、メンテナンス性も向上しました。
ヒンジに仮保持機能を持たせる「クリック機構」
HG-MPS2 型は「クリック機構」を採用しています。
これはくぼみがついたレールの上にある2つのボールがヒンジに合わせて回転し、ボールがくぼみにはまると仮保持されるという機構です。
はまる時の「カチッ」という独特のクリック感で保持されているかが簡単に分かります。
解決のポイント
- 取り付け部品がクリックヒンジのみになったため、部品点数が削減でき、取付の手間も削減できた。
- 管理する部品が減ったため、コスト削減につながった。