溶接レスで生産性向上!簡単着脱のピボットヒンジ
株式会社上和電機様の制御盤の扉部分にレバー付 ピボットヒンジ 245-9313を採用いただきました。
取り付け後の外観
お客様からの声
Q:弊社の製品をご採用頂いた理由を教えてください。
A:これまでは、扉と筐体に対し、蝶番を現物合わせで溶接していた。それにより、同寸法で製造しているにも関わらず、扉と筐体個々の組み合わせが固定化されてしまい、それぞれを番号で管理する状態になっていた。他にも、扉と筐体双方の段取りが終わらないと溶接できないことや、塗装後に同じ扉と筐体の組み合わせに戻す作業が発生することに課題を感じていた。溶接不良をなくすという観点でも「溶接レス」を検討しており、溶接なしで取り付けられるピボットヒンジを採用した。
Q:採用後の効果はいかがでしょうか。
A:現物合わせの溶接がなくなったため、管理や段取り上の手間がなくなり、生産性が上がった。また溶接焼けに対応する塗装処理も削減された。扉と筐体を入れ替えても取り付けられるため、塗装後に同じ組み合わせに戻す作業が減り、効率的に製作できた。
Q:今後のご要望等ございましたらお聞かせください。
A:強度面を考えると、本品で対応できる筐体寸法は、壁掛け型程度まで。
自立型ほどの筐体寸法まで対応できるピボットヒンジがあれば、さらに効率化が見込める。
課題のポイント
- これまでは扉部分に使う蝶番を都度現物合わせで溶接しており、製造時の手間やコストが大きかった。
- 蝶番の取り付けを溶接で行っていたため、溶接不良が起こることがあった。
解決のポイント
- 取付穴の加工だけで簡単に取り付けができるため、生産性が向上した。
- 溶接焼けに対応する塗装処理など、溶接する上で必要だった作業がなくなったため、より効率的に製作できるようになった。
製品情報
レバー付 ピボットヒンジ 245-931型
- 簡単に扉の着脱が可能なピボットヒンジです。
緑色のつまみを引くと軸が引っ込み、固定が解除されます。 - 加工穴に差し込むだけで簡単に取付ができます。
- 溶接レスです。
※2022年11月25日時点の内容です。